この度、子供が熱発し発熱外来を受診し抗原検査を受け陽性反応が出て家族全員が濃厚接触者になってしまいました。
その事実を受け止めていろいろと調べたこと、考えたことを今回は書いていきたいと思います。
職場での濃厚接触者に対する対応
私が働く職場での対応は、
① 家族の誰かが陽性反応が出た際に自主隔離(家族との別居。同居で行動範囲を隔離は不可)をした際、6日後のPCR検査で陰性なら職場復帰
② 家族と同居であれば陽性者の隔離期間(10日間)が終了後から6日後にPCR検査をし陰性なら職場復帰
③ 厚生労働省から出ているエッセンシャルワーカーにおける隔離期間0日は許可されず
④ 隔離期間終了後のPCR陽性であった場合、そこから10日間の隔離
⑤ 自分が陽性の場合は10日間の隔離で職場復帰。その際のPCR検査は不要
とのことでした。
子供が受診して一番に驚いたこと
子供が夜に発熱しその翌日に発熱外来を妻と子供で受診したのですが、その際に医師から
医師:「周りでコロナに罹っている人はいますか?」
妻:「周りでコロナに罹っているという話は聞いていません。ただ、学校を休んでいる子はいます」
医師:「じゃ、コロナの検査はしなくてもいいかな」
妻:「旦那が医療従事者です」
医師:「じゃ念のため抗原検査をやってみましょう」
抗原検査を実施。
医師:「でちゃった・・・陽性です。」
このやり取りでびっくりしたことは、発熱していても抗原検査は行われていないという事。
自分が医療従事者という事で抗原検査が行われたことでした。
びっくりでした。
なので、周りにコロナ患者がいないからという理由で検査を行っていないので、コロナに罹患していてもいても登校している子がいる可能性が高いという事。
うちの子供は1日で熱が下がっているんですが、もし検査をしていなければ登校させていました。
熱が下がっていても数日は排菌をしています。
そりゃ、感染広がりますね。
で、またまた驚いたことは担任から聞いたのですが、コロナ陽性の生徒がでても個人情報のため公表はしないということです。
だから、発熱し病院にかかって医師から「周りにコロナの子はいますか?」の質問に対し、いませんという事になるんです。
個人情報というのは分かりますが、長い間学校を休んでいれば検討はつきます。 長い間休んでいることで 公表しなくても分かってしまうだろうし、逆に長い間休んでいることで噂で余計に広がってしまいます。悪い方向に進む可能性も否定できないと思うんすが。。。。。
自主隔離を検討
まずは、子供の陽性が分かった時に職場に連絡をしたのですがまず言われたことが
① 家族から離れ暮らすのであれば、自主隔離後6日目にPCR陰性で職場復帰
② 家族と暮らすのであれば陽性者の10日間の隔離期間終了後、6日経過後にPCR陰性で職場復帰(合計16日間)
との事で非常に悩みました。
そこで落ち着いて考えてみました。
今回の感染はオミクロン株である可能性は非常に高いということ。オミクロンはブレークスルー感染が高いという事。ワクチン接種をしていても68.8%がオミクロンに感染するという事です。(河北新報記事)
約70%の確率で感染するんです。潜伏期間は2~3日です。
子供が発熱する直前、風呂も一緒に入っていますし食事も一緒にしている。もちろん会話もしている。
だとしたら、自分が感染している可能性は非常に高いということ。
妻は子供と同じ布団で寝ています。熱発した後も同じ布団で寝ています。なので、妻の感染も濃厚で、もう一人の子供も感染している可能性は高い。だとしたらオミクロンの潜伏期間2~3日以内に妻やもう一人の子供が熱発等の症状が出る可能性があるということ。
そうなった場合に熱発している状況で妻が子供たちの世話をするのは非常に辛い。その時に子供の面倒は誰が見る?
そんな状況で、自分だけ職場復帰を一番に考え妻に辛い思いをさせた挙句、子供を不安にさせる状況にするのはあり得ないと考え自主隔離はやめました。
なので、16日間の出勤停止を覚悟しました。
ちょっと待てよ!!
実は、子供が熱発した夜にのどの違和感(口渇感)を感じていました。精神的な物かなと思いましたが翌日には軽い咽頭痛も出現しました。
そこで「ちょっと待てよ!」自分がコロナ陽性あれば10日間の隔離で職場復帰できるという事実です。
咽頭痛はコロナの症状の一つであり、濃厚接触者が自覚した際に受診する症状でもあります。
すぐに発熱外来の予約をしようとしたのですが、この感染爆発の状況なのでどこも発熱外来はいっぱい。
翌日の予約となりました。
テレビの報道を思い出した
その後、ふとあるテレビの報道を思い出しました。
オミクロン株、症状は比較的軽傷だけど菌の排出期間がデルタ株よりも長いという報道を思い出しました。
実際、調べてみると以下の資料を見つけました。
国立感染症研究所の報告(SARS-CoV-2 の変異株 B.1.1.529 系統(オミクロン株)について(第 6 報))
この報告書4ページ目の後半に
国内の積極的疫学調査による初期の症例のウイルスの排出期間についての調査では、呼吸器検体中のウ
イルス RNA 量は診断日および発症日から 3~6 日で最も高くなる傾向があった。診断または発症 10 日
以降でも RNA が検出される検体は認められたが、ウイルス分離可能な検体は認めず、少なくともワク
チン接種者においては、従来株と同様に診断または発症 10 日を超えて感染性ウイルスを排出する可能
性は低いと考えられる。
との文言があり感染の可能性が高い状況でかつ無症状であった際に、子供の発症が分かってすぐに自主隔離し6日後にPCR検査を行っても陽性の可能性が高い。しかも、そこで陽性であった場合に10日間の隔離期間が発生するということ。合計16日間の隔離期間となります。
最終決断
だったら
咽頭違和感を感じているのがもし感染の症状であるとするのであれば、まずは発熱外来を受診しPCR検査を受けること。そこで陽性であるならば翌日からの10日間で職場復帰ができます。
また、無症状陽性者で子供の発症後すぐにホテルに自主隔離し6日後のPCR検査で陽性が出てしまったら高額宿泊費を払った挙句、職場復帰も先送りになってしまいます。
これら全てを検討し、子供の陽性が分かって3日間は家族の健康状態を確認しつつ自分の健康観察を行う。
その後、発熱外来を受診し陰性であるのであればホテルでの自主隔離を決断しました。
PCR検査の結果が陽性であっても様子見の3日間と隔離期間の10日間で合計13日間で済みます。
今日で子供が発熱してから3日目に私は発熱外来を受診を希望しましたが、発熱外来の予約が取れず4日目に受診となりましたがPCR検査を受けました。当日に結果が分かると思っていたのですが、小さなクリニックなので検査結果は1~2日後という事です。
結果、陽性であれば
検査前4日間+隔離期間10日で合計隔離期間は14日です。
もし、陰性であるのであれば
検査前4日間+ 自主隔離期間10日で合計の隔離期間は10日間となります。
16日間の隔離期間はまのがれます。
最後に
正直、納得いかないことは多々ありますが、そこをどうこう言っても始まりません。
現状を見て一番最適な方法を考えていく必要がありますね。
この記事が誰かの役に立つことを祈っています。