こんにちはでめきんです。
ことしも、磁気共鳴専門技術者試験の概要が発表されました。
2024年は10月27日のようですね。
申請は8月31日までにしなければなりませんが、安全管理講習の受講や、性能評価試験等、やることはいろいろあって大変です。
そこで、今回は性能評価について説明していきたいと思います。
性能評価実験項目
性能評価は以下の4項目を行います。
・SNR
・均一性
・スライス厚測定
・T1値、T2値
詳細は以下のページに記載されていますので、ご確認ください。
実験方法に関しては「MRI集中講座」をみれば実験する事ができます。
レポート記載
実験を行ったらレポートを記載し提出しなくてはなりません。
しかも、この時代に手書きでないとだめなんです・・・・
最近、手書きをする事なんてないので出来上がったレポートを見て自分の字の汚さに愕然
採点してくれる方に申し訳ない思いでいっぱいでした。
私がレポートを提出した際に何度か再提出を求められたのですが、
その部分が、ファントムの条件、撮像条件でした。
上記ページに記載のある撮像条件を元に記載していったのですが、それ以外にも記載しなければならないことがありました。
私が最終的にレポートに記載した項目を以下の表にまとめました。
SNR | 均一性 | T1値/T2値 | スライス厚測定 |
---|---|---|---|
施設名 氏名 | 施設名 氏名 | 施設名 氏名 | 施設名 氏名 |
装置名 静磁場強度 | 装置名 静磁場強度 | 装置名 静磁場強度 | 装置名 静磁場強度 |
頭部用ファントム | 頭部用ファントム | ファントム概要 | ファントム名 |
サイズ | サイズ | SNR | |
組成 | 組成 | ||
T1値、T2値 | T1値、T2値 | ||
腹部用ファントム | 腹部用ファントム | ||
サイズ | サイズ | ||
組成 | 組成 | ||
T1値、T2値 | T1値/T2値 | ||
撮像シーケンス | 撮像シーケンス | 撮像シーケンス | 撮像シーケンス |
TR/TE | TR/TE | TR/TE | TR/TE |
スライス厚 | スライス厚 | スライス厚 | スライス厚 |
Flip/Flop | Flip/Flop | Flip/Flop | Flip/Flop |
加算回数 | 加算回数 | 加算回数 | 加算回数 |
使用コイル | 使用コイル | 使用コイル | 使用コイル |
FOV | FOV | FOV | FOV |
マトリックス | マトリックス | マトリックス | マトリックス |
撮影室温度 | 撮影室温度 | 撮影室温度 | 撮影室温度 |
ファントム温度 | ファントム温度 | ファントム温度 | ファントム温度 |
フィルター | フィルター | フィルター | フィルター |
バンド幅 |
この中でSNRなんかは一番初めにやる項目なんですが、ファントムのT1値、T2値を調べずに実験をやってしまうとTRの値が足りずに再実験という事になってしまうので、きちんと調べましょう。
シーメンスの装置であれば、T1値、T2値が簡易的に調べられる方法があります。
他のメーカーはあまり分からないので調べてみてください。
ファントム温度に関しては、「1日ほど撮影室内に保管した」との記載で問題ありません。
後、忘れがちなのが「単位」。
きちんと記載しましょう。
私はTR/TEで単位「ms」を記載せずに再提出になりました。。。。
レポート記載前に
レポート記載前に一度、下書きをすることをお勧めまします。
記載項目は少ないかな?と思っていても、以外に多いです。
A4レポート用紙1枚と指定がありますのでバランスを考えながら書かないと考察等書くスペースがなくなってしまうので気を付けてください。
あと、このためにわざわざレポート用紙を購入するのはもったいないので、プリンターの機能でレポート用紙を印刷できるのでそれを使用するのが手っ取り早くて便利です。
最後に
一様、思いついたことを記載してみました。
また、思い出したら追記しようと思います。
認定試験を受験しようと思っている方、頑張ってください。応援しています。